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病気見舞いのお返し
病気中に見舞って心をかけてくださった方には、お返しをするものです。お返しをすることによって、完全に病気から立ち治ったとも解釈します。
時期は、①退院したとき。 ②床上げをしたとき(昼間は寝ていなくてよくなった状態)。 ③社会復帰をしたとき(仕事や
家事ができるように)。のいずれかで行います。また、なかなか治らない病人が、縁起直しの意味からも、快気祝いとしてお返しすること
もあります。
もっとも望ましい形としては、お見舞いに来てくださった人を招いて快気祝いの祝宴を張り、元気になった姿を見てもらう
ことなのですが、これはなかなか大変です。一般になにか品物を選び、それに紅白結び切りの水引のかかった熨斗紙(のしがみ)をかけ、
表書きは「快気祝」、または「全快祝」、「内祝」とし、下段中央に名前を書きます。持参できれば最高ですが、デパートなどから
送ってもかまいません。
必ず、感謝の言葉を書いたカードを添えて送りましょう。病気見舞いのお返しは、一般にいただいた額の
半額程度といわれています。 大勢の方からいただいた場合、半額といっても現金ならともかく、品物だと換算できないこともおおいもの
です。昔から快気祝いには赤飯や餅など、あとに残らないものを贈りました。病気が残らないようにという意味です。そこで今でも
石鹸や砂糖などが主に使われますが、あまりこだわることなく、相手が喜んでくれそうなもの、いくつあってもよいものを選ぶのがいいでしょう。
お見舞いのマナー